UCバークレー校、聞いた言葉を脳波測定で再現

(実験に協力してくれた患者の脳のCTスキャン画像。音を処理する前頭葉部分に電気活動の様子が見える。写真提供:UCバークレー校Adeen Flinker氏)

米カリフォルニア大バークレー校などの研究チームが、人が会話中に耳にした言葉を、脳の側頭葉の電気活動を解読することにより、再現することに成功した。脳卒中や脳性麻痺などの後遺症でしゃべれなくなった患者などを対象に、人工音声で自由に会話できる装置への応用が期待される。

また、聴くこととしゃべる活動が脳の同じ場所で司られていることから、今後、耳で聞いた言葉だけでなく、頭の中で思い浮かべた言葉の再現も可能になるかもしれないという。

今回、同大のBrian N. Pasley氏率いる研究チームは、脳腫瘍やてんかんのため脳手術を受ける計15人の患者の協力得て実験を行った。手術で頭骨を切開した際、脳の側頭葉で 聴覚処理を担う領域「上側頭回」の表面に電極を多数設置し、英語の会話中の脳波を測定して、音声の周波数と脳波との対応関係をコンピューターで調べた。

UCバークレー校のポスドクPasley氏と同大・UCサンフランシスコ校、メリーランド大、ジョンホプキンス大の共同研究者らは、一般公開しているPLoS Biologyで結果を発表した。

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