岐阜大、PMDAと安全な医療機器の共同研究へ

岐阜大学は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)と医療機器の安全性に関する教育・研究に関する協力協定を締結した。PMDAは既に医薬品分野で7大学(筑波大学、横浜市立大学、山形大学、岐阜薬科大学、神戸大学、千葉大学、武蔵野大学)と連携大学院協定を結んでいるが、医療機器分野では初となる。

この協定により、同大学の大学院連合創薬医療情報研究科学生がPMDAの職員による授業を履修したり、PMDAにおいて実務を行いながら研究指導を受けることができるようになる。岐阜大では、これを機に今後の少子・高齢社会を支える基盤技術としての健康・医療機器分野の研究・開発・人材育成拠点となるよう目指していく。

岐阜大は、2010年(平成22年)4月に「人間医工学研究開発センター」を設置し、大学を核とした産官学共同研究を推進し先端医療機器の開発に取り組んでいる。一方、PMDAは、日本発の医療機器(シーズ)がなかなか国内の医療現場に迅速に届かない現状を踏まえ、レギュラトリーサイエンスの活性化に力を入れ、審査体制の充実・審査期間の短縮を図っている。その一貫として、今後も連携大学院の拡充し、医学・薬学・工学・法文に関連する広範な知識を有する人材育成を行っていく方針だ。

今回岐阜大との連携大学院協定締結後、PMDAの近藤達也理事長は「産業界が安全な医療機器を開発する原動力としたい」と発言。岐阜大の森秀樹学長も「医療機器の研究開発は、国家的なプロジェクトでもある。産業界に優秀な人材を輩出し,社会貢献していきたい」としている。

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