光学センサーで血圧測定法が飛躍的に変わる?

TLT社の光センサー基板。これで血圧測定が可能になり、今までの「血圧バンド」は不要になる。

腕に巻いて血圧を測定する「血圧バンド」。血圧測定には欠かせないアイテムだが、測定結果にバラツキがあり、きちんと測定できているのか疑問を持っている人も多いかもしれない。

このもっとも一般的な「血圧バンドによる」測定方法が開発されたのは19世紀にさかのぼる。もちろん技術的な進歩や改良を経て、現在の方式になってはいるものの、過去130年の間で劇的な技術改良があったわけではない。しかし、ここにきて英国ウェリン・ガーデン・シティにあるTarilian Laser Technologies (TLT社)が光学センサーを使った新しい血圧測定方法を開発し、現行の測定技術より精度が高く、血圧バンドはいらなくなる時代が来るかもしれない、と同社は自信を持って発表している。

光学センサ(左上写真)を利用した腕バンド版の血圧センサ。

TLT社では、まず来年度、患者に慣れ親しんだ腕バンド型の製品を第一弾として投入するが、次世代型では、腕バンド無しで、数秒で血圧を測定できる製品「Sapphire」を打ち出す予定という。瞬時に血圧を測定できるだけでなく、継続的な心拍間隔の変化や血行状況のデータも測定できるのがポイントとなる。腕だけでなく、身体のどの部分でも圧力を加えることなく血圧を測定できるため、目などの血圧の測定も可能になる。

TLT社の新技術は、既に英国内の医療機器業界から絶賛されている。英国医療器具開発局の元局長で現在、TOPRA(非営利団体のヘルスケア分野の規制関連研究所)代表のDavid Jefferys氏も「TLT社のSapphireは、技術の素晴らしさだけでなく、腕バンドを無くすことでエレガントなソリューションを提供できるため、この分野で飛躍的にヒットするだろう」と太鼓判を押している。

 

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