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カリフォルニア工科大学、スマート・ペトリ皿を開発

カリフォルニア工科大学、スマート・ペトリ皿を開発

 

カリフォルニア工科大学の研究者が開発したスマートペトリ皿 (写真提供:Guoan Zheng/Caltech

カリフォルニア工科大学の技術者により開発されたスマート・ペトリ皿は、ペトリ皿から取り除かずに細胞培養の連続したイメージを可能にするレンズ・フリーの顕微鏡法イメージプラットホームが組み込まれている。大学の発表資料によると、この画像プラットホームは、マイクロチップ上での分離手法を基礎とする総合化学分析システムの次世代ツールとなる可能性があるという。

ペトリ皿は、細胞を培養し、バクテリアの感染力を特定するのに使用される。通常、細胞は成長促進のため孵卵器に置かれる。従って、今までサンプルを分析する際は、孵卵器からそれを取り除いて、顕微鏡下で分析をおこなっていた。 ところが、この「eペトリ」と呼ばれる新しいペトリ皿では、孵卵器の中で細胞培養や細菌培養の様子を観察することができるという。

研究者らは、Googleのスマートフォン向けのイメージセンサとレゴビルディングブロックを利用して試作品のプラットフォームを構築。培養物はそのイメージセンサチップに置かれ、スマートフォンのLEDスクリーンがスキャン光源と役割をする。デバイスは孵卵器の中に組み込まれており、そこにチップから孵卵器の外にあるラップトップにワイヤがはられているので、孵卵器の中で撮影された画像のデータをリアルタイムでコンピュータに送れる仕組みになっている。

サンプルをいちいち孵卵器から取り出す必要はないので、時間の節約のみならず、汚染の危険を減少させることもできる。このプラットフォーム・テクノロジーは、さまざまな携帯用の診断分析ツールへの応用が期待される。

 

 

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