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携帯電話を聴診器として利用

携帯電話を聴診器として利用

携帯電話で心音を録音し、主治医にそのデータを送ることで適切な診断を仰ぐことができるキットを英国と南アフリカの研究者が共同開発した。両研究者は、iPhone向け電子聴診器アプリであるiStethoscopeから着想を得たという。

iPhoneのアプリは、マイクロフォンが内臓されている携帯電話を胸にかざして心拍音を録音するもの。オックスフォード大学理工学部のThomas Brennan博士とケープタウン大学のBongani Mayosi教授が開発した新キットも機能としては全く同じだが、iPhoneだけでなく、どの携帯にでも利用できるようになるという。オックスフォード大学が発表した。

試作品ではハンズフリーのマイクロフォンを、卵カップの底に両面テープのような粘着ラバーで固定し、その反対側にゴムOリングと透明プラスチックを施して、きちんと胸にくっつくようにしてある。

研究者らは、もともと結核性心膜炎による死亡率を低下させる目的で本キットを開発したが、リウマチ性心疾患などその他の心臓疾患のスクリーニング(検査)機器としても使用が期待される。特に、南アフリカなど、高価な医療がまだ一般に普及していない地域では、いかに安価で遠隔医療ができるかが鍵となる。患者がどの携帯電話でも心音を簡単に録音でき、データを送信できるようになれば、症状を悪化させずにすむかもしれない。

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